P.T.A―Part Time Art ふつうの人が発信するアートカルチャーマガジン―

いま、狩猟系若者がアツい!

福岡PARCOで好評開催中の、福岡の地方の活動や産品などを紹介する「天神ヴィレッジ」!!
とってもおすすめの企画です。
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中でも、福岡の若手ハンターで結成され、狩猟文化の普及を目指す団体「tracks」がとってもおもしろいです。

最近ジビエ料理も一般的に聞かれるようになりましたが、狩猟ってまだまだハードルが高いもの。
tracksは、料理人や会社員など、もともといろんな仕事を持つメンバー約10人が、それぞれの興味からハンターの資格を取得し、活動しているそうで、メンバーの肩書も「ハンター料理人」、「ハンターデザイナー」ととっても多彩(多才)。
(これは、ハンターという職業自体が、お金がかかり生業として成立しないという問題も絡んでいるそうなのですが・・・)

実際に山で罠を仕掛け、狩猟して食する「いのちをいただく会」など一般も参加できるWSのほか、狩猟免許取得試験の支援といった若手ハンター育成など、様々な面から、廃れつつある狩猟文化を身近に、生活の中に取り入れる活動をされています。
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PARCOで先日行われたtracksメンバーによるトークでは、狩猟に興味を持ったきっかけや命、食への思いなどについて熱いお話が交わされました。
糸島在住のハンター造形教室講師、江口政継さんは、近くに住む人から生きたニワトリを譲られ、解体したことが興味を持つきっかけだったといいます。その際、ニワトリでもこんなに血が出たり、においがするんだと驚いた、と言われたことにはっとしました。確かに普段簡単に食べている「鶏肉」でも、食するまでの過程を見たことはないし、あまりにも意識していなかったことを反省しました。江口さんは、普段造形教室で子供たちと接することから、活動を通じて「命のありがたみ」を次世代に伝える重要性を感じているといいます。
また、ブログで狩猟の体験を親しみやすくレポートしている畠山千春さんは、皮のなめし方などをほとんどインターネットで検索して調べているそう。つまり、狩猟文化の継承は地域社会とは断絶されているわけです。また、「狩猟免許試験では、受験者がほぼ高齢男性で驚いた」と畠山さんがいうように、狩猟という世界が極めて限られた人だけのものになっている現状があり、狩猟文化が途絶えてしまうことへの危機感を抱いていることも話されました。
「狩猟を体験して、山の見え方や料理のときの間隔が変わった」というシェフの吉田拓也さんは、これから国東半島に移住するということで、九州でも特に狩猟文化がさかんといわれる大分県と福岡を結び、さらにtracksの活動も広がっていきそうです。

食を巡る現代の問題、たとえば食品ロスとか食品添加物、農薬、農家の経営問題など、元をたどれば食が効率を求めて産業化し、作り手と食べる人の顔がお互い見えなくなって感謝することを忘れてしまっていることが要因である気がします。
実際に自分で命と対峙し、生活や命を誠実に見つめながら、といってもスタイルはあくまで気負わずに、カジュアルに、狩猟への身近な橋渡し役になってくれる活動は頼もしくすばらしい!
私も、命の現場を見てみたいと思います。
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tracks http://field-tracks.org/

【おわび】記事中、江口さんのお名前が間違っておりました。訂正しおわび申し上げます。(5/17 17:34)
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by parttimeart | 2013-05-17 16:28 | レポート

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