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話題のnewオープン、九州芸文館に潜入!

福岡県・JR筑後船小屋駅前に4/27にオープンした九州芸文館にいってきました。
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雨の芸文館

まず見所は隈健吾さんによる建築。鉄筋コンクリート、一部鉄骨の本館(述べ床3600平米、二階建て)と、離れにユニークな形状の二つの工房棟アネックス1.2があります。床などには地元の八女杉が使われ、シンプルながら温かみと高級感ある印象。トイレなどのサインも洗練されています。
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トイレのサインもかわいい(男子トイレです)。
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壁面の地図

使えば使うほど、人に馴染んで温かみが増すんじゃないかなーと思わせる建築です。
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二階。読書スペースもとてもおしゃれ。右側にはワークショップなどができる教室が。
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幾重にも重なる斜めの角度が絶妙。

フォントもオリジナルのようですが、文字に関しては、わたしは青森県美の菊池敦己さんのVI(Visual Identity)の方が好きですね。笑

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外のサインもかわいい。

なんと21億円をかけて県が整備したそうですが、このあたりは、2011年の九州新幹線開業に伴う筑後振興の意図などがあるのでしょう。美術館ではなく、収蔵せずにアーティストの滞在制作などを通して地域との交流メインでやっていくようですね。
レストランもあり、アートだけでなく、ワークショップや学生の利用など幅広い一般の方の利用も多くなりそうです。

早速開催の企画展は、県立美術館コレクション展「はじまりはここから」。
堂々の作家陣ですが、点数も少ないのでこれだけを目当てにすると若干物足りないかも。ただ、ワークショップなどが充実していて、お茶どころにちなんで、展覧会場内でお茶会が開かれているのは面白く参加してみたかったです。余談ですがこのタイトル、どこかで聞いたような…と思ったら、お笑い芸人「いつもここから」でした。悲しいときぃー!

実は法隆寺旧金堂と高句麗古墳の復元壁画が常設展示の目玉らしいとあとで知ったんですが、館内目立つ扱いでなくてどこにあるかわからなかったなあ。。

筑後地方は移住をかなり奨励していて、芸文館もアーティストのレジデンスを募集しています。福岡市でアートスペースFUCAを運営するR不動産も関わっているので、FUCAと連携した取り組みもありそうです。興味がある方、エントリーしてみては?(6/12締め切り!)

立派な建物ですが、まだまだ中の印象はスカスカ。いい学芸員さんもいらっしゃるし、これからいろんな活動や人の動きによって、記憶や歴史が積み重なり、素晴らしい拠点になっていくことを期待したいです。
周辺は歴史的な白壁の町屋を残す八女市や久留米絣で有名な久留米などがあり、祭りや工芸もさかん。近年デザイナーなどが移り住み、地元の豊かな特産や工芸をリデザインしながら魅力を発信する動きも出ていて、とても興味深いです。
今回、芸文館が筑後に足を運ぶきっかけになり、筑後を身近に感じる、そんな「はじまり」を予感できた気がします。

番外・八女市のゆるキャラ、みどりちゃん
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追記)2013/6/21 写真を修整しました。
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by parttimeart | 2013-06-01 15:21 | レポート

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